読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

エラスムスの友人を訪ねて。【古都ドレスデンに小旅行してきた話。】定番の観光コース編。

さて、1泊二日で行ってきましたドレスデン。ベルリンからバスで2時間強でした。なんで?昨年の夏、ドイツ入国前にウィーンでドイツ語の語学学校に通う、という字面から見ても何とも優雅な体験を送ったのですが、その際一緒に勉強した友人がエラスムスという制度を利用して、ドレスデンで大学に留学していたからです。

エラスムスとは何ぞや?

人の名前ではございません。ヨーロッパ、というかEU加盟国が「お互いの大学に所属する学生達に、(色んな試験には合格してもらわんと行かんけれども)他の国で同等の教育を受ける機会を与えてやろうではないか」という何とも素敵な制度です。だからイタリア人の友人はイタリアの大学で法律を勉強していたのですが、ドイツ語も堪能であった為、この度ドイツのドレスデンと言う町の大学で半年間、現地の学生に混じって法律の授業を受けていたのでした。「まじで容赦ない」らしく、授業も試験も当たり前にドイツ語で行われるので、現地の学生と同じぐらいの成績を取ることは大変だったとのこと。でも各国から集まる同じエラスムスの学生と交流したり、また各国の大学に散らばった友人を訪ねたり楽しいことも多いみたい。「リトアニアとブルガリアに友人がエラスムスで滞在しているけれども、どっちに遊びに行こうか迷っている」だなんて素敵な悩みですねえ。

 

ドレスデンってどんな町?

f:id:morianna:20170307032846j:plain

さて、エラスムスの説明はここまでにして、ドレスデンについて簡単に説明します。この街は東ドイツ側の町でして、世界大戦時には大空襲を受け、その悲惨さは広島市内での大空襲と比較されるほどであったとか。しかしその後の再建により町は美しさを取り戻し、現在では古き良きヨーロッパの町並みを残している旧市街地と、新しさとオシャレなポイントもあわせもった新市街地の二つの顔を持つ街になりました。上の写真は古き良き時代を残した旧市街地の路地です。石畳の道と遠くに見える教会が素敵♡

 

ドレスデンの名所は?旧市街地で定番の観光コース編。

やっと本題のドレスデン観光に関してまとめて行きたいと思います。観光に関してはガイドブックなど他にも詳しい情報があると思いますので、私は「私が気に入った場所に関してマニアックにじっくり語る」スタンスで紹介したいです。だから紹介するのも3箇所だけです。

—まずは何と言ってもお城:ドレスデン城(ツヴィンガー宮殿)

観光ポイント① 黒い彫刻を鑑賞すると面白いよ!

f:id:morianna:20170307033037j:plain

こちらのお城に行かれたら、是非石像の色に注目してみて下さい。ドレスデンの石像は黒色なのです。博識な友人曰く、もともとの材料となった石が素材自体として黒かったとのこと。なので戦時中の空爆などの影響で黒く煤に汚れている訳ではないそうです。戦争前からドレスデンの石像は黒いことで知られていましたので、イタリアでは「ローマには天使が住んでいて、ドレスデンには悪魔が住んでいる」と言っていたそうな。白い石像を天使に見立て、黒い石像を悪魔にしてしまうイタリア人。「それは言い過ぎじゃないの〜?」と最初は否定的であった私も、よく見るとドレスデンの石像は何となく怖い、と感じることが多々ありました。子供を踏みつけている母親とか。優しい慈愛に満ちた天使像、とかではない厳かな彫刻が並んでいるので、その違いを見てくるのも楽しいかもしれません。

観光ポイント② 二階からの眺めが素晴らしい!

f:id:morianna:20170307033203j:plain

一度一通りお庭を見学したら、そのまま門をくぐってオペラ座の方角へ歩いて行きましょう。オペラ座自体が美しい建物であることはもちろんですが、お城とオペラ劇場の間の道を進むと、お城側にカフェがあります。そのカフェの横に階段が合って、そこからお城の二階部分へ上ることが出来るんですね。お城の二階から見るお庭の景色がすんごく良かったです。たまたま冬にしては良いお天気だったのですが、やはりお城の庭は夏が一番素敵です。噴水もあるし、お花だって咲いているし。それでも見下ろすお庭のデザインの美しさや、お城の建築の美しさなどには本当に感激しました。色んなお城を見てきましたが、このお城はこじんまりしているけれども、結構好きです。

f:id:morianna:20170307033332j:plain

 このタマネギみたいなデザインがスゴく素敵でした。ちょっとロシアっぽい?

 

—そして神に祈る:聖母教会

1726年から1743年にかけ建てられ、1945年2月13日の大空襲と火災で崩壊するも、1996年から2005年10月30日までで再建された歴史ある教会。

観光ポイント① ルター牧師の彫刻

f:id:morianna:20170307033306j:plain

この教会の前に立っている黒い彫刻の人物はキリスト教の歴史で重要な人物の一人、「マーチン・ルター牧師」です。宗教改革を行ったルター牧師が本拠地とした教会がこちらの教会であったとのこと。ルター牧師の影響からか、はたまた現実的なドイツ人の気質からか、ドイツではプロテスタントが多く、またドレスデンでも「あれもプロテスタント、これもプロテスタントの教会」と案内してくれた友人も紹介しながら驚くぐらいプロテスタントの教会ばかりです。(ドレスデンの旧市街地だけでも3つぐらい教会がありました。。。多くない?)私はカトリックなので、旧市街地に一つだけあったカトリックの教会も案内してもらいましたが、やはりドイツはプロテスタントの国だなあ、と実感した時でした。

f:id:morianna:20170307033414j:plain

入った瞬間に息を飲んだ光景。今まで沢山の教会に行きましたが、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に入った印象ぐらい素敵だと思いました。

観光ポイント②ミサとかには参加し辛いけれども、教会の雰囲気とかオルガンコンサートを聴きたい人は、土曜日の12時からのイベントがオススメ!

f:id:morianna:20170307033642j:plain

私は友人との待ち合わせが土曜日の午後だったので、土曜日の午前中にその週のミサに参加しておきたいと思っておりました。しかし基本は日曜日に行われるミサですから、土曜日だと夕方18:00〜のミサがメインになってしまうのですね。そこで見つけたのがこちらの案内。土曜日のお昼12:00〜13:00まで、オルガンコンサートとドイツ語での教会のガイドが開催されているとのこと。しかも無料!

ワクワクしながら土曜日の12:00に教会に向かうと、最初は入り口で断られる形で出てくる人達を目にしました。 「え?もしかして満席?」と恐る恐る入り口に向かうと、断られていた彼らは12:00〜のイベントには参加しない、ただ教会内を見学したかった観光客だったようです。私はスクリーンショットしたイベントの案内画面を見せながら「コレに参加したいんです。」と係員さんに説明。「ガイドは全てドイツ語よ?」と念押しされるも、まあチャレンジしてみたかったので「Alles klar!(大丈夫!)」と笑顔で返答。すんなり入れてもらえました。

実際の流れとしては、やはり教会なのでオルガンコンサートと称していながらも、音楽と音楽の間には祈りの時間が合ったり、聖歌を歌ったり、まあ私にとっては今週の祈りの時間がとれてラッキーでした。案内の紙も英語とドイツ語のバイリンガル版なので、ドイツ語が苦手でもまあまあ大丈夫です。しかし、後半のガイドはそのまま着席したままの状態で、祭壇の上からマイクでひたすらドイツ語で説明してくれるガイドさんの説明を聞く、というスタイルだったので流石に細かいことは分からず。主に教会の歴史や、芸術品について説明してくれていたようでした。

f:id:morianna:20170307033700j:plain

天井を見上げれば見事な装飾です。ドイツ語のガイドが理解出来ればこの絵の作者や描かれた過程なども分かったのに、ちょっと悔しいです。勉強しよう!

 

—絵に描いたような美しい光景:お城、教会、水辺の橋

そして夕方頃には少し旧市街地から橋を渡って、川辺をお散歩しに行きましょう。

観光ポイント① 川辺から旧市街地が一並びに見える

f:id:morianna:20170307033757j:plain

この河はエルベ川といって、ヨーロッパで二番目に大きい港であるハンブルグ港まで続いているとのこと。右側に素晴らしいアーチを描いた石造りの橋。鏡のように水面に映り込む旧市街地の教会など重要な建物の数々。この川辺からはドレスデンの重要な建築物を一同に見ることが出来ます。

観光ポイント② とっても絵になる写真が必ず撮れるベストスポット

f:id:morianna:20170307033846j:plain

そして歩き続けると、そこには立派なプロポーションの彫刻が。友人曰く「ポストカードにもよくのっていて、なにやら有名な彫刻らしい」とのこと。友人曰く100年ほど前に作られここに設置されているが、第二次世界大戦の際などにはこの彫刻が何やら重要な役割を果たしたとか、果たしていないとか。(友人の歴史的解釈が詳しすぎて逆に覚えてません!)なによりも、この銅像を背景にまた川辺の建築物を見ると、とってもノスタルジックな感傷に浸ることが出来ますし、何よりも夕暮れ時のここから写真を撮ると誰でも素敵な写真が撮れますよ!というオススメの仕方にまとめたいと思います。

 

さて、3箇所しかお勧めしていない定番の観光コース。良いんです。この3つだけでもじっくり鑑賞してもらえればドレスデンでの滞在満足度は90%は超えますので。無理せず、ゆっくり、町の空気を楽しむ観光のほうが、私は好きですね〜。(全ては友人の素晴らしいガイドのお陰です。流石法学部、全ての箇所で歴史的背景や芸術的解釈を話してくれるので終始感心しっぱなしでした。もうドレスデンのプライベートガイドで生計立てられるレベルだよ!)

次は新市街地での見所をご紹介したいと思います。