ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

2017年ベルリナーレで映画鑑賞「EL BAR」 映画週間も折り返し地点!リメイクに最適なとってもスパニッシュなパニック・シチュエーションムービー!

ベルリナーレで映画鑑賞「EL BAR」

予告編から分かる、この「めっちゃ何かありそう!」な映画。そのまんま!めっちゃ何かどころか、めっちゃくっちゃ色々おこります! まだ日本語の予告編がないのですがスペイン語の予告編で。でも雰囲気はめっちゃ伝わるので、コレで良いかな〜って。

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折り返し地点で小休止。ベルリナーレ生活に慣れ始めてきました。

一週間映画館に通いまくるベルリナーレも折り返し地点。流石に毎日フルタイムで働いて(別にあんまり忙しく働いていないけれども)その後に映画館に走っていたら流石に体力にも限界が。。。と、思っていたら、今日はなんか調子がいい!月曜日はテンションで乗り切って、火曜日は「ちょっと風邪引いたかも」水曜日は「え、まだ水曜日なの?もう金曜日ぐらいだと思っていた」だなんて弱気になっていたのに、3日間も同じ生活パターンをつづけると、なんか日常になってくるんですね。今朝は3時間しか寝れていないのに普通に起床したし、仕事終わりの映画館もサクサク足が前に進みます。ベルリナーレ生活も今日で折り返し地点、4日目です。「オヤスミ、また明日劇場で!」と毎晩友人と別れる爽快さよ!素敵な生活すぎてニヤニヤしちゃいます。

職場でも毎朝「昨日はどんな映画を観たの?」という質問から始まるオハヨウゴザイマスが定着してきました。今日は「悪人」やら「夢売る二人」などやたらと日本映画界にも造詣が深いスペイン人の先輩が「この監督はね、結構スペインでも有名だよ。」とお墨付きで送り出してくれたスペイン映画を観てきました。「18:30〜の上映なのに、職場から映画館が遠いよ〜」と焦っていたら「ランチを30分早めに切り上げて、30分早く帰れば良いじゃない?」のステキ戦法を教えて頂き、(そんなことが可能なのか!)ランチにはリンゴを3つ(※リンゴ3つって、ハローキティーちゃんの体重と同じだって知ってた?)を齧って即お仕事に戻り、17:30には湯のみ洗って「行ってきまーす!」と職場を後にしました。皆さん、遅刻早退も日常茶飯事の職場ですが、業績は伸びているらしいから、ここはドイツ企業ってことでスルー。

 

ベルリナーレ休暇?ベルリナーレをベルリナーレたるものにしているベルリン市民がすごいよね。

ベルリン中の劇場を回っていますが、Friedrich strasseの劇場はもう3回目!普段は「THE ONE」という素敵なショーが行われている歴史ある建物が、ベルリナーレの期間だけステージに巨大なスクリーンを設置して特別な映画館になっているのですね。ベルリンの街全体でベルリナーレを盛り上げているこの感じいいですね!そして横に座った人たちと会話することになっても「昨日は何観たの?」「明日は何観るの?」と映画好きな人同士の会話で面白い。芸術やアートに関心が高い街に住みたいと思っていたけれども、望んだ環境に飛び込めたことを、改めて実感しています。劇場で知り合いに会うと、結構皆がベルリナーレ週間を送っているみたいです。それでも一日1本が通常で、映画館から映画館へ走り回るほど鑑賞するのはネクストレベルみたい。ガチ勢の友人とは「来年はベルリナーレに合わせて一週間仕事を休みにしようかと思う。」という「ガチのベルリナーレ週間」のアイディアが飛び出しました。「朝から映画みて、ランチして、また映画みて、珈琲飲んで、夕方にもう一本みたら夕飯食べて寝るの。」なんだそれ!めっちゃステキ!友人曰く「ベルリンではベルリナーレ休暇をとる人も少なくない」とのこと。スゴい街にきたもんだ。

仕事終わりに観れる映画の時間帯はだいたい18:30〜、21:00〜、22:00〜の3パターンで、22:00台の映画も2回見ているけども、ちゃんと会場がいっぱいになっているんですよね。これってスゴいことだと思います。ベルリン中で100以上の映画が10日間の間にそれぞれ4回ずつぐらい上映されているのに、ちゃんと毎回お客さんが入っていること。これは素晴らしい文化だと思います。

定時で仕事を終わらせること、映画を観に行こうと言う気持ちの余裕を持つこと、このベースが無ければ同じレベルの映画祭を日本で開催することは難しいかもしれない。そして友人と誘い合わせて映画を観に行けると言う、自分だけではなく他の人も当たり前に誘えるという社会、ベルリナーレを体感しながら、ベルリンでの生活をすごく噛み締めることが出来ています。無職じゃなく、仕事をしながらだからこそ逆に一層感じられているとも思いますが。本当に1ヶ月前の自分からは想像出来なかったですね。。。

 

リメイクされそううだな、と開始10分で思わせるエンターテイメント性の高い王道なパニックシチュエーションムービでした。

さて、やっとスペイン映画の話をします。簡単にあらすじを話しますと「とっても綺麗なお姉さんが颯爽と街中を歩いていますが、あれ?携帯の受電が切れちゃった。しょうがないから小汚いバルに入って充電器を借りようとします。色んな人が来たり出て行ったり。そのバルで少しだけ充電したら出て行くつもりだったのに、突然バルの外に出たお客さんが頭を撃たれて死にます!え!なんで!外から狙撃されているの?それとも中に殺人鬼がいるの?バルの中にいる10名ほどで疑心暗鬼になりながら、どうにか生き抜こうとするのですが。。。」というバルを中心にしたパニックストーリーです。

毎晩の映画鑑賞と、「Mr.Long」や「夜空はいつでも最高密度の青色だ」という癖の強いアート映画を観てきたばかりだからか、この映画のように「王道のエンターテインメイント」を観ると、純粋に映画自体を楽しんじゃって、なんかあんまり頭使いませんでした。ここが良いとか、ここが好きだとか、気付いたところもたくさんあったけど、昨日まで暗闇の中でミミズみたいな文字で書き残していたメモが、今夜はほとんど真っ白です。「バカいいやつ」が一番面白いメモでした。バカは、本当に良いヤツだったよ〜!バカはバカだからたまに腹が立つけれども、バカだからこそ大変なときでもシンプルな思考回路で物事を判断してくれたりするからバカで良いヤツは危機的な環境下で一番真価を発揮する、とまで行っても過言ではないかも。日本版でリメイクするならBarで働いている小太り中年のバカな男役は誰が良いかな?ちょっと若すぎるけれども濱田岳さんかな?そのバカ男をこき使うオバさんは泉ピン子さんとか良いかもしれない。でも泉ピン子だと鬼婆感がハンパ無くなっちゃうから、スペインのオバさんが持つ「ちょっと母親臭い何となくの優しさ」を出すには、寺島しのぶさんかなあ?リメイク版を考える時、キャスティングを考えるのがものすごく面白いですが、ついついリメイク版のキャスティングを考えたくなるような、それぞれキャラ立ちしまくった映画でした。初日のスペイン映画も同じだったけど、これはスペイン映画の特徴なのでしょうか?

 

スト—リーは単純。驚きとスリル沢山の展開は王道。説明しすぎない脚本と演出が緊張感を高めてくれるので、友人とワー!キャー!言って楽しむにはもってこいな映画です。

ほんのりグロくてバイオレンス、少しエロくて怖い、でも気まずくなったりするほどの物じゃないので、成人した大人同士であれば家族で観ても面白いと思います。このひっちゃかめっちゃかでどんでん返しのようなテンションが常に興奮状態になる脚本と演出、昨年観た「人生スイッチ」を思い出しました。あれもスペイン系映画だった気がする。

それにスペイン気質満載の行動に会話、スペイン映画でパニック映画やると、皆がカッコつけたりしないで人間臭いことするからアッサリしていて見やすいなあ。なんか本気で嫌な気持ちになるぐらい、芯の芯までクソがいない。良い意味で表面でいきていると言うか。その場とその時をいきている感じ。日本映画だったら、これ開始30分は腹の探り合いと心理戦で、表面的な行動が現れないのではないかと思いました。国民性かな?そんで日本映画だったらガチで気違いでエグい、精神的に嫌悪感を覚えるキャラクターとか出てきそうだから嫌だなあ。このようなストーリーはスペイン辺りの国民性が一番良いのかもしれない。ハリウッドでリメイクになったら、やたらとヒーローをいれたり、ヒロインの為に犠牲になったり、とにかくワザとらしい演出が増えそうだからきっと、結局は「オリジナルが良かった」となって、リメイク後に再評価されたりするんだろうな、と妄想からブーメランでやっぱり良い映画だったと結論がでましたね。

 

ベルリナーレ素敵!協賛企業のロレヤルが超使い心地がいいリップをくれました!

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今日は映画に関する写真を撮っていなかったのですが(どれだけベルリナーレが日常になってきているかが分かるね!)上映後に会場のロビーで協賛企業のロレヤルがリップを配っていたので喜んで貰ってきました。普段使わない色だったけど、使ってみたら伸びもいいし、色も綺麗だし、すっかりロレヤルのファンになりそうです。キャンペーンのお姉さんに「先日ベルリナーレのお土産コーナーで売っていたロレヤルの赤いネイルを買ったんだけど、色がスゴく綺麗で超気に入っているんだよね!」と話したら「えー!じゃ、コレもあげるよ!」ってネイルまで貰いました。私、小さい頃から普通は一つだけ貰える飴とかを「わー、美味しそう!」とか担当者の前でスーパー喜んで、自然にもう一つ貰っちゃう子供でした。すみません、そのまま素直に生きてきました。ロレヤルさん、ありがとうございます。

 

日本では3月27日公開!タイトルは「クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的」

さて最後に映画の話に戻りますと、私の恋人「映画.com」さんの情報では、こちら「シネ・エスパニョーラ2017」という何ともスパニッシュな感じで日本でも上映されるみたいです。シネマート新宿、シネマート心斎橋で開催予定だそうな。全国上映ではないのかな? 東京在住で「最近なんかむしゃくしゃするな!」ってやさぐれ気味の人は、この映画でも観に行って「ヒャッハー!」って気持ちになれば良いと思います。シネ・エスパニョーラの公式サイトはこちら⇩

www.albatros-film.com

のっけから「お前を殺してお前の肉を喰ってやる」『ザ・レイジ 果てしなき怒り』とか痺れますね〜 スペイン映画にハマりそうです。