ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

自分から探すのもいいけど、探して貰うのもあり!ベルリンで転職活動するなら転職エージェントにも登録しましょう!

ドイツにも日本人向けの転職エージェントがあります!

前回の求職活動の際も、実は利用していた転職エージェント様。でも実際に職をご紹介頂く前にベルリンにて希望していた仕事が決まってしまったので、申し訳無くもお断りする形になっていました。しかし今回改めて転職活動を始めるにあたり、再度エージェント様に履歴書を送って登録しましたよ!私の個人的な経験による感想になりますが、ベルリン、ドイツ、はたまたヨーロッパ圏内で就職活動をする際に登録するといいかな?と思うエージェント様を紹介したいと思います。

 

ワーキングホリデーヴィザでも大丈夫!Career Management様にお願いしましょう!

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こちらは前回連絡した際もすぐにお電話を下さって対応して頂きました。今回も改めて履歴書を登録したい旨を伝えると早速お電話にて面談して下さることに。丁寧に前職、現職での経歴をヒアリングして下さって、同時に当方の希望職や勤務地に関しても聞いてくれました。とても気持ちのいい対応をして下さいますし、かつ今がワーキングホリデーヴィザであること、8月末には現在のヴィザが切れてしまう点も理解して下さって、「駆け足になりますが、頑張りましょう!」と言って頂きました。面談の中で質問させて頂く時間もあり、その際の話ではやはり求人はドュッセルドルフが多く、ベルリン市内に残りたいという希望は難しいとのこと。7月中にベルリン市内での転職が難しい場合はドイツ国内全体を視野に入れると伝えました。此方の会社は特に日系企業様とのコンタクトが強いようなので、ドイツ語がまだ不安があっても、英語と日本語を使用する求人を探して下さるとのことです。ワーキングホリデーヴィザでも、しっかりと働きたい方は此方のエージェント様は本当にオススメです。

登録は下記のウェブサイトより行ってみてくださいね。日本語と英語での履歴書のご用意を忘れずに。

career-management.de

 

特別なスキルやビザを持っているならCenter People様もいいかも?

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私の場合は登録後すぐに「A様のお持ちのヴィザタイプ、また技術ですとご紹介出来る職種がございません。」と早速お祈りメールを頂きましたが、もしご結婚されて配偶者ビザをお持ちであったり、即戦力の語学力や技術をお持ちでしたら連絡して見るのもありかも?登録は下記のウェブサイトからどうぞ。此方も英文の履歴書を送って登録です。

www.centrepeople.com

 

今後どうなることやら?面白い方向に散らばってきました転職活動 in ベルリン。

まだエージェント様を通したお仕事の紹介はありませんが、また何か動きがあれば追記していきたいと思います。先日のジョブフェアにしろ、エージェント様の紹介にしろ、もう、ベルリン市内に残るという第一条件はかなり緩くなってきていますね。これもご縁であれば、このまま流れに乗るのもありかもしれない。今後の転職活動の作戦としては下記のように考えています。

⑴ベルリン市内の求人は自力で発掘して応募してみる。

⑵ドイツ国内の求人はエージェント任せ。

⑶面白いのでジョブフェアで履歴書を預けた会社からコンタクトを頂いたら、そのまま前向きに検討してみる!

この3本柱で進めてみたいと思います。もしかしたら8月からはシンガポールに行くことになるかも!?その場合はブログタイトルも変更しなければ行けないかもしれない。。。せめてヨーロッパ内には残りたいなあ、とギリギリのラインを持ってはおります。さあ、いい風が吹いてくれますように!次は久しぶりに映画の話題でも書きたいものです。

 

 

Bilingual People Berlin 2017, ベルリンで開催!多国語話者向けのジョブフェアに行ってきました!

Bilingual People Berlin 2017ってどんなイベント?

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私がBooking.comの求人情報欄でたまたま見つけたBilingual Peopleというジョブフェア。早速HPを見てみると、見れば見るほど私の為のイベントに思えてきます。語学力を生かして(それしか武器が無い。。。)仕事を探したい人には、一同に様々な企業と直接コンタクトが取れる素晴らしい機会です。ベルリンだけではなく、ロンドン、プラハやアムステルダムなどヨーロッパの各地で開催されているとのこと。たまたまベルリン開催の前日に情報をゲットするなんて、めっちゃラッキーでした。

 

参加条件や事前準備って何があるの?

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参加条件などは特になく、学生に限られているイベントでもありませんので全ての人にチャンスが開かれています。また「事前予約でチケット入手して下さい」という案内もありましたが、イベント前日に開催情報をゲットしたので今更チケットなんて手に入りません。事前予約が無くても当日券もあるにはあるとのこと。私は開始30分前には到着しましたが、入り口では「開始時間になったら受付するから安心して!」と言われ、実際に下記のような書類に記入しただけで入場出来ました。別に身分証明のパスポートなども不要でしたよ。

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上記のように当日受け付けてもらった人はイベントのパンフレットを貰うだけですが、もし事前に受付が出来た方は何とチケットに自分専用のQBコードが記載されているのですね。そのコードを企業側に読み取ってもらうことで事前に登録しておいた自身の経歴や履歴書の情報を提出出来るのでかなり効率的です。私の場合は紙媒体で履歴書を持参していたのですが、紙媒体だと紛失されたり、メインの方法で履歴書の情報を提出した人達と分けてチェックされてそのまま忘れられたり。。。とリスキーだなと思いました。なので次回から参加される方は、当日券があることに甘えず、事前予約はされて行かれるのがベストだと思います。

 

事前準備一切なし!飛び込み営業さながらの飛び込み就活!

会場はアレキサンダー広場近くのホテルでした。

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だって前日の夜ジョブフェアの情報をゲットしたのだもの!これは仕方ないです。事前情報として各企業を調べている時間はなかったので名前も知らない企業ブースにも突撃していきました。自己紹介も含め、私のリクルーターさんとのコンタクトの取り方はこんな感じで行きました。参考になるかは微妙ですが、「あ、こんな感じでブチ込んで行く人間もいるんだな」とだけ思って頂ければ。必死なのでガンガン行きました。日本で美味しい物一杯食べてきたから元気一杯だったよ!

 

最初の自己紹介で「日本関連の仕事ありますか?ぶっちゃけ日本人需要ありますか?」と確認しちゃう!

Hi, my name is 〜, and I'm from Japan.

I'm currently looking for a job opportunity where I can utilize Japanese and English, maybe working with Japanese Market. Are there any need for Japanese speaker in your company?

(私の名前は〜でして、日本出身です。現在求職活動中で日本語と英語を生かせる仕事を探しています。日本市場担当ですとか。御社では日本語話者の需要はございますか?) 

「で、アナタは何かしたいの?(何が出来るの?)」とスキルと経歴を聞かれたら、今までの経験上で役に立ちそうなところをアピールしておきました。

 

⑴カスタマーアシスタント系のお仕事だったら

For a customer care assistant for Japanese market... 

I used to work in a hotel, service industry, so I'm very good at communicating and dealing with customers directly.

(日本市場の顧客対応でしたら・・・

以前ホテル企業で働いていたので、お客様とのダイレクトなコミュニケーションは得意としています。)

 

⑵日本市場の担当窓口(日本のビジネスパートナーとの調整役とか)

If you are also looking for a representative for Japanese market..

And I also worked as PR, and took care of VIP and media, so I'm very good at presenting the company to those people as well. 

(もし日本市場の窓口担当が必要でしたら・・・

以前広報担当も兼務しておりましたので、VIPやメディアの方々への対応や、彼らに会社をご紹介することも経験があります。)

 

⑶日本市場へ商品を売り込むセールス担当だったら

And lastly, if you need a sales / development manager for Japanese market...

I'm currently working at German company as an purchase assistant for Japanese market. What I'm doing is opposite for sale, but since I've been purchasing products, I know what will please me when I purchase, thus I believe that I could use this experience when I work as a sales manager as well.

(もし、日本市場のセールス、または市場拡大における担当者が必要な際は・・・

現在ドイツ企業にて日本市場の購買担当をしております。業務としては反対側の立場にはなりますが、購買をしてきた経験から、どのように売り込まれたら買いたくなるか分かっていおりますので、この経験はセールスの際にも生かせると考えております。)

 

今は日本市場の可能性が無い会社にも「将来日本人が必要になったら私を思い出して!」とアピール

まあ、アピールしてなんぼのジョブフェアでしたので、印象に残るようにとりあえず全部の企業には声をかけておきました。担当者の方には履歴書か名刺を渡して、とりあえず日本市場の担当者が必要だったら私を候補者として考慮して欲しいと伝えました。ポイントは履歴書を渡した後、即座に上記のことを説明してしまうこと。3つの分野が必要になる際、まあまあ役に立てるかもしれませんと、1分以内で説明していました。なので19社参加していたうち、15の会社を回った時間は合計1時間しかかかっていません。長々と話すほど余裕のある会場でもありませんでしたし、印象にだけ残るようにしっかり握手をすること、担当者さんの名前を最後に呼びながら感謝を伝えることを意識していました。これがどれほどの効果があるかは分からないですけども。

 

当日の会場のは超満員!ヨーロッパ各地から若者が集まっていました!

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見てこれ、ギッシリの来場者。そしてBooking.comやGet Your Guideなど確かに他言語話者が必要とされていそうな企業がたっぷり集まっていました。

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参加企業一覧はこちら。もしヨーロッパにて就職活動をしたい方は、上記の会社では積極的に外国人の採用を行っているようです。こちらの会社に直接アタックしてみるのも近道かもしれませんね。ベルリンではZolandoが外国人を積極的に採用していて、かつ公用語が英語であるということはよく知られていましたが、その他の会社の情報はあまり掴めていませんでした。今後就職活動をされる方の参考になれば幸いです。

 

最後に企業紹介のプレゼンにも参加してきたよ!日本人にはメルセデス・ベンツが狙い時!?

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日本の就活イベントのように、今回のジョブフェアでも企業側のプレゼンタイムがありました。私も興味が合ったのでメルセデス・ベンツのプレゼンに参加してみました。

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このお姉さんが採用担当のSarahさんなのですが、まあ結構ゆるーい感じ。ビデオも「Macの操作が分からないわ」と早々に「もう今日は流さないわ!」みたいな。でも如何に「我が社では社員を大切に教育していて、就職の際にかかる費用や負担は最大限小さくなるように配慮しますよ」というアットホームな点をアピールしてくれていました。なんか「ベンツと言ったら高級車!」のイメージがあったので堅い会社かと思いきや、インターン生ものびのびと働いているようだし、結構働き易い会社なのかも?と思いました。さらに2017年から新しく市場拡大をして行きたい地域に日本もバッチリ入っていまして、「日本人採用もあるから是非応募してね!」とのこと。「勤務地はベルギーとドイツからも近い、国境近くのオランダよ☆」と言われたことには結構ビックリしましたが、まあ、もうベルリン、はてはドイツにこだわる大きな理由は無いので、オランダに移住するのもアリかな〜?なんて思考も柔らかくしてもらえたプレゼンでした。

他にも3社プレゼンしていましたが、3番目のShutterStock社なんて、社員教育にかける熱い想いが素晴らしく「めっちゃ働きたいな!」と思えば勤務地はシンガポールになるとのこと。あっついな!

その他にも声をかけたゲーム会社には「日本人は日本でのオフィス勤務になるけど大丈夫?」と言われ、「うーん、確実に言えるのはお母さんがすっごく喜ぶ!ってことですかね!」とだけ答えて「検討します!」で終わりました。日本での就活とは比べられないぐらいのグローバルなジョブフェアでとっても面白かったです。どこかでご縁があれば是非とも働いてみたい会社ばかりでした〜 もう、ベルリンで見つからなければご縁がある会社に行っちゃっても面白いかもしれない。「面白い」が確実に決定権を握っている私の脳内でした。

 

ベルリンでワーホリ、からの就職活動、からの転職活動、進展状況報告と勝手な就活アドバイスをお届け!

~こんなドラマチックな展開、他人事だったら絶対に笑っちゃうわ!~

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実は、あんなに転職活動頑張る!って書いておきながら、転職活動以前に20日間 日本に帰省していました。だって親友が結婚するですもの!その場にいないなんて考えられませんでした。10年来の親友は白無垢をまとい、出雲大社で結婚式をあげました。本当に素晴らしい結婚式でした。

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そして約1年ぶりとなる帰国。ここぞとばかりに食べましたよね、日本食。ベルリンでもある程度の日本食は食べられるので、帰国時に狙うのは「その土地でしか食べれない名物の日本食」です。素晴らしい日本食の数々にお腹も心も満たされました。明石焼が美味しすぎて夢にまで出てきたよ。

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その為、6月はほぼベルリンにいませんでした!だからここは割り切って、転職活動は遠隔戦法、乗り継ぎの空港から、または日本各地のカフェから履歴書を送ってまいりました。

何はともあれ最初は求人情報探しと履歴書、あと志望動機書を送る所から始まります。だからインターネットさえあれば日本からであろうが、乗り継ぎ先のパリからであろうが、転職活動は出来るのです。でも人間、休暇中は何かと気が抜けてしまい計画通りに動くことは難しいはず。それでも何故こんなに転職活動を頑張れたのか。。。それは帰省前に大事件が勃発したからです。

 

5月末、日本帰省直前に時間が起こる。。。「日本チーム、崩壊の危機!?」

私がドイツを出たのは6月2日だったのですが、ベルリンのテーゲル空港でも私はカタカタと求人サイトを探っておりました。遡ること2週間。

私が所属している日本チームは私を含めてスタッフが3人いたのですが、5月3週目の水曜日 いきなりスペイン人の先輩のクビが飛びました。そして4週目の水曜日、今まで指導してきて下さった日本人の先輩が「耐えられない!」と辞表提出。日本帰省直前、休暇前に日本チーム崩壊の危機!以前から「この会社はヤバいから、君も転職活動を始めた方がいいよ」とアドバイスは頂いていましたが、ここまで切羽詰まると私もプチパニック。今まで誰がクビになろうが会社を去ろうが平然としていた社長に呼び出された時は、ああ社長も結構焦っているのかな?と思えばそんなことも無く。「まあ、会社を運営していたら起こることだから、焦らずやっていこうぜ。」と言われましても、私はそもそも試用期間のトレーニーだし、どう考えても先輩の仕事引き継げていませんが。。。(社長が人材が増えたことをいいことに、ガンガン新プロジェクト立ち上げるから新規プロジェクトを担当しすぎて先輩が通常行っている業務はそのまま先輩担当で分業してきたから) ここで何か変なことを言って後々揉めても嫌なので、「すっごいビックリしていて、何とも言えませんが不安です。。。結婚式には出席しなきゃいけないのでこのまま休暇は取らせていただきますが、また帰ってきたらご相談させて下さい。」と弱々しく受け答えして如何なる明文化も回避。ヤバイ、この会社は背負えん!と思いつつ帰国、日本から転職活動に励んだのでした。

 

転職活動、進展具合 「そもそも数撃ちゃ当たるわけでもなく、求人は精査しないと双方にとって無意味よね」

前回の就職活動で明確に分かったことは「お呼びでないところには、本気でお呼ばれしない」ということでした。デザイナーでもないのに「日本人デザイナー募集」に履歴書を送っても当然ダメだし、「英語が堪能なPR担当者」の募集では当たり前にネイティブのバリバリPRを学んできた人に負けちゃいます。今回は初めから日本市場担当者を探している求人に絞るようにした。哀しいぐらいにスキルが無いので、アピールポイントも作りにくかったですが、何とかこじつけて掘り起こして日本から送った履歴書は3社ぐらい。今の応募状況はこんな感じ。

⑴A社 ファンション系  日本市場のビジネスパートナーとの窓口担当 ポジション

⑵B社 オンラインマーケティング系 日本市場担当で顧客サービス、市場拡大業務ポジション

⑶C社 オンラインマーケティング系 だいたいB社と同じ感じ

この他にもタイミング良くゲーム会社が2社ほど日本市場のローカライズ担当ポジションを募集していましたが、「ゲーム市場はマジでわからんからなあー」と躊躇っている間に募集終了しちゃいました。まあ、悔やんでも仕方ない。ご縁が無かったということで!あとは、友人から教えられたPanasonicドイツ支社の求人、メルセデスベンツの求人にも応募したけど、これって完全に記念受験よね。。。ま、しかし、行動あるのみ!

 

アドバイスは1つだけ!求職中は情報をゲットすることが一番大事です!毎日求人サイトのチェックを!

どこに求人情報が転がっているかわかりませんFacebookの求人コミュニティも海外在住日本人の掲示板も、チェック出来る限り見て回りましょう。前回の求職活動中との違いは、2点感じました。

⑴日本人向けの求人が何故か増えています。前回は探しても日本人特化の求人は2つだけで、そのうちの1つに無事決まって現在働いています。今回は探すたびに何かしら新しい求人情報を見つけられるので驚いています。かなりの追い風が吹いている気がする。。。

⑵しかし応募が締め切られるスパンが早くなっている気もします。たとえ求人情報を見つけても、履歴書を送って初めて次に進めますから!のんびり検討していたら2週間ほどで求人情報が取り下げられていました。このことより、ベルリンはもとより、ヨーロッパ市場における日本人需要は若干上がっているようです。しかし供給側の日本人の動きも活発である為、採用される人が早く見つかりやすいのも事実。その為サクッと求人情報を見つけても、パッと履歴書を送ってしまうこと!履歴書を送ってから待たされる期間は長いです。早くてもお返事に2~3週間はかかります。次々と送りましょう。送る求人があること自体にも感謝ですね。

 

チートな求人活動!ジョブフェアに参加しよう!

はい、最後はジョブフェアに関して。なんと求人サイトで情報集めをしていたところ、Booking.comが「明日のジョブフェアで出展しているから、興味がある人は直接話しにきてね~」と告知していました。このジョブフェア、調べたところ多言語話者、バイリンガルの人材に特化したジョブフェアであるとのこと。最初から企業側もバイリンガルを求めているので、売り込みやすい上に、ネットには流れてこない情報が直接貰えるのでなかなかに美味しいチャンスです。行動派の私にぴったりね!行くっきゃない!とのことで帰国早々参加することを決意。

 

次回はこの多言語話者向けのジョブフェアについて書いてみますね。山あり谷ありのベルリン生活。まさかワーホリビザ切れ直前で転職活動をするとは思いませんでしたが、全ての出来事に意味があるのでしょう。ご縁のある会社との出会いを探して、頑張ろうと思います。

ベルリンでワーホリからの転職活動!転職の最重要ポイント:目標と妥協点を定めよう。

前回から続いております、転職活動ネタ。まだ具体的に始まってもいないのにやたらと転職活動ネタが一杯あるよ。自分へのメモ代わりにもまとめておきますね。今日は転職のポイントと目標、妥協点の設定の仕方について書いてみたいと思います。

そして「転職」とかいう大きな行動を起こすときはやたらとTEDのスピーチが見たくなる現象も続いております。今日は有名すぎるSimon Sinekの「ゴールデンサークル」のスピーチを。こんな風にパキッと考え方を整理して発信して行けたら、自分を売り込むプレゼン、志望動機書、インタビューの内容を作って行ける気がします。

www.youtube.com

 日本語字幕はこちらから↓

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | TED Talk | TED.com

 

走り出す前にゴールを決めよう!転職を決意したら目標と妥協点の設定を!

はい、今日の転職ネタは「目標と妥協点の設定」です。実は一番重要なポイントはコレだったりします。転職活動に際しては、自分の目標と妥協点を決めておきましょう。目標値と妥協点が分からなければ、方向性も決まらないし取捨選択も出来ません。まずは「絶対に譲れない条件」と「妥協しても良いポイント」を自分自身と話し合いましょう。

譲れない条件は3つ!「ベルリン勤務」「日本市場担当」「就労ビザサポート」

私の場合、譲れないポイントは3つです。「ベルリン勤務」「日本市場担当」「就労ビザのサポートがあること」まずベルリンという街が好きでここまでやってきました。1年近く住んできてやっと趣味も友人の和も広がり生活も楽しくなってきたんです。ああ、ベルリンに来て良かったなあと実感する瞬間が増える度にどんなに大変でも頑張って行こうと思えました。だから私の第一条件は「ドイツに住めること」よりも「ベルリンに住めること」です。日本人街があり求人も多いドュッセルドルフやフランクフルトなども街に移住すれば可能性も広がるかもしれませんが、私の本意ではありません。だから「ベルリン」にこだわることは難しくもあり、大きなモチベーションでもあります。次に「日本市場担当であること」に関しては、完全に私がスキル不足だからです。「日本人であること」が私の強みであり、それ以外でヨーロッパ人に勝るスキルはありません。だからこそココを買ってくれる会社を狙うしか無いと思います。だから業界や仕事内容はあまり重視しません。(いつかはココを重視して行きたいけど、今は我が侭言える立場じゃないので)最後の「ビザサポート」は必須です。なんたって8月末でワーホリビザが切れてしまいますから。ドイツに置ける日本人の就労ビザ状況を見聞きする限り「ドイツ人、またヨーロッパ人でカバー出来ないほどの外国籍の人材を雇う必要がある仕事」をする必要があるようです。だからこそスキル不足の今は日本人スキルを前面に出しつつ、会社からのビザサポートを前提条件に新しい職を探したいと思っています。

 

妥協点は〇〇!自分のスキルと立ち位置を客観視しよう。

その反対として、妥協点は給料でしょうか。一から始め直すのですから、最初からトップスタートの給料は交渉し辛いですね。その為私は現在の会社での給料以上を目標とし、可能であればベルリンの平均値の給料を求めますが、この点は妥協しても全然オッケー。贅沢出来なくても、生活出来れば良いとします。精神の平和と生活の安定が第一条件ですね。その他オフィスが少し家から遠くなってもオッケー。基本答えられることなら頑張って行きたいという姿勢です。

日本での新卒の際に受けていた給料条件や福利厚生、そんなの求めてません。だって私はドイツにおいては「勝手に移住してきた」外国人なんです。ドイツに必要とされない限り基本的な人権は保障されていないとすら思っています。スキルや実績をつまない限り、基本的人権を保守する声すら届かない。それぐらいの心持ちでいないと、ドイツで暮らして行く利点が見えなくなってしまいます。今の自分を客観視して、そこから現状から見えるベストを確実に更新して行きたいと考えています。

 

交渉するポイントも忘れずに!語学学校とフリーランスの仕事について。

その上で「交渉出来たら良いな」と思っているポイントは2つあります。まず会社が「ドイツ語学校に通わせてくれること」ですかね。外国人としてドイツで生活するにあたりドイツ語習得は遅かれ早かれ必須ですから、会社からサポートが受けられたら有り難いし、金銭のサポートが無理でも就業時間の調整など私の努力への理解を示してくれたら有り難いです。

次に「就労ビザ習得時にフリーランスの業務もオッケーの文言をビザに含むこと」です。基本的な就労ビザでは「A社で働いています」という就労先の会社名が記載され、その会社に紐づいたビザとなりますが、ここに「フリーランス業務も平行で行っています」と文言を貰っておくと、就労先以外の業務も行うことが可能。その為A社で販売業を行ったとしても、フリーランスとしてたまに翻訳業を請け負うことも可能。ここから実績をつんで、次回のビザ更新ではフリーランス一本で生活も出来るようになるかもしれません。何が起こるか分からない海外生活。生活の手段はいつだって準備しておきたいですね。

 

不安ばっかりの転職活動の中でも「何故ベルリンなのか」を実感し続けよう。

私がベルリン生活が楽しくなってきたポイントとして友人の存在ももちろんですが、ベルリンならではの生活スタイルに魅力を感じることが増えたことが上げられます。ベルリンの良さ、それは「人生を楽しんでいる人がいる」ことを目の当たりにする機会が多いことだと思います。お金じゃない、見栄や権力でもない。ただ晴れた日に公園に集まって皆でビールを飲むこと。そのままヨガを始めちゃったり、時にはひたすら公園を散歩することもある。こんな何気ない瞬間に幸せを感じている人が多いです。

また趣味を謳歌している人も多く、Meetupという趣味を共有するインターネットを通じたコミュニティー活動では、共通の趣味の仲間と集まって毎週末活動することも可能です。私がベルリンで始めた趣味は2つあって、どちらもあまりお金はかかりません。まずはチェス。隔週日曜日に夕方16:00から黒いつベルグ地区のカフェで玄人のチェスプレーヤーさんにアドバイスを頂きながら少しずつ上達しています。料金は参加費1ユーロとコーヒー代ぐらい。安い!次にボルダリング。毎週2回、水曜日と土曜日に登りに行きますが今では自分用のシューズとチョークも買ってしまいました。でも投資額は100ユーロもしません。ジュムの使用料は日本よりも格段に安く、一回7〜10ユーロ。面倒な入会金などもありません。日本だと入会金1000円に使用量が2000円くらいだと聞きました。

日曜日の午後にコーヒーを飲みながら世界中から移住してきた人達とチェスを打つ時間は知的興奮を与えてくれます。そして仕事終わりや週末のボルダリングジム通いは、非日常的なスリルを味わいながらも確実な成長を感じることが出来るリフレッシュの時間です。天気が良い日に太陽の下、ビールを飲みつつ、外のボルダリングの壁を登る時こそ「ベルリンに来て良かった」と感じますね。日曜日の教会終わりに、チェスクラブに向かう道中もかなり気分がいいです。転職活動の理由はネガティブだったけども、ベルリンの良さを感じる度に「頑張ってベルリンに残れるようにしよう!」と気持ち新たになります。不安や葛藤ももちろんあるけれども、ネガティブな理由よりもポジティブな理由がある方がストレスにだって打ち勝って行けそうです。

ただでさえ海外に置ける転職活動で挫けそうな時ほど、是非とも「何故この国、この土地に留まりたいのか」を自問してみて下さい。そしてもし留まる理由が全く浮かばないときは、帰国も悪い選択肢じゃないと思います。私だって帰国を考えていた時期もありました。でも踏ん張って、生活を楽しむように出掛けて行って、今ではベルリンがもっと好きになっています。もし帰国を検討する場合は「ビザが許す限り最大限滞在してみよう」とか期限付きで前向きに動いてみて、それでもダメだったときは充実感とともに帰国もアリではないでしょうか。どんな選択も選んだからには正解にして行きたいですね。一緒に頑張りましょう!

 

 

 

ベルリンでワーホリ、からの現地就職、からの転職活動!一番始めに取り組んだ3つのこと。

「きっと色々言う人もいるだろうな」と予想出来る挑戦的な決断をするときはいつもこのスピーチが見たくなる。そして「きっと間違っていないはず」と背中を押されて「10年後の為に今藻掻いておこう」と信じて行動する。20代で「このままでいいのかな?」って藻掻いている人は是非一度見てみて下さい。さあ、今日は転職活動について書いてみます。

www.youtube.com

日本語字幕はこちらから ↓

メグ・ジェイ: 30歳は昔の20歳ではありません | TED Talk | TED.com

 

1)何はともあれ「転職活動することにしました!」と宣伝する。

やると決めたら早速始めましょう。まずは一人で始めないこと!半年前の就活中の私と今回の私では決定的に違うことがあります。それは「友人の数」です。ただの「知り合いの数」ではなく、恥ずかしいことも素直に話せる「友人」が少ないけれども何人か出来ました。まずは早速彼らに「今の会社で長く勤めるのは難しいと思う。次の契約更新で労働ビザに切り替えたいけれども、ビザの為だけに条件の悪い契約を結んで辞め辛くなって身体を壊しては元も子もないから、7月の契約切れの前に転職先を探したい。」とハッキリ事情を説明しました。その上で「日本市場に進出しようとしている企業やプロジェクトを知っていたら名前を教えて欲しい」とお願いします。募集や求人が出ていない会社にだって履歴書を送ってみる価値はアリ。フリーランス業務の実績を積む為にも「翻訳や通訳を必要としている人がいたら紹介して欲しい」ともお願いしておきます。もし会社が見つからなくてフリーランスビザで申請する場合は、ある程度の実績が示せないとビザ申請が通らないからです。何はともあれ、どこから情報が降ってくるかは分かりません。信頼の置ける友人達に、協力をお願いすることは悪いことではありません。問題発生時は人にも相談せず、一人で動きがちであった自分が、人を頼ったりコミュニティーを拡げることで可能性を広げるようになったこと。この変化はいいことだと思っています。海外での就活は特にコネ採用が多いです。私の会社なんて社長の彼女の友人の彼氏が雇われています。コネ最強です。

 

2)現在の職場の先輩やチームメンバーにレファレンスレターを頼む。

理解ある職場で、理解ある同僚に恵まれていたら、レファレンスレターを頼みましょう。コネ採用のベルリンであると同時に、「アンタ誰?」と思われる際に「一応の人物保証」を行ってくれる人がいると心強いです。特に前職での働きぶりを知る同僚から「この人は誠実でよく働いてくれますよ」と一言書いてもらえるだけでも、「前の会社を適当に辞めてきた訳ではない」と分かってもらえます。可能であればドイツ人から一筆貰う方がドイツでの信用を買うには一番でしょうが、転職活動中に現職の会社内で不利な噂が流されたら本末転倒です。ここは信頼出来る人、応援してくれる人に頼むのが一番。私はずっと一緒に働いてきた先輩二人にお願いをしています。一応先輩達は私の上司にも当たるので、その体で評価を書いて貰えるようにお願いするつもりです。

 

 

3)ドイツ語の履歴書を用意する。(ドイツ就業経験がある人に相談する)

そして最後にして最大の難関、履歴書!前回は英語の履歴書でゴリ押ししましたが、ま〜あ可哀相なぐらいに反応が悪い!ドイツで働きたかったらドイツ語で履歴書を作りましょう!どうせビザ申請時にドイツ語の履歴書が必要になるようですし、遅かれ早かれ作っておいて間違いはありません。ここも友人に転職活動をすると宣言した際に、「ドイツ語の履歴書作成時に相談に乗って欲しい」とお願いしました。すると「見本として僕の履歴書のデータを送ってあげるよ」という人や、「一度書いてみたら送っておいで。チェックしてあげる。」という救いの手を差し伸べてくれることに。もし負担がかかる作業となる場合にはアルバイトとしての報酬を払うようにしたいと思いますが、それであったとしても信頼出来る人に「この子の転職活動が成功するように」と思ってチェックしてもらえることは有り難いですね。志望動機書も簡単な定型文を作って、ドイツ語で書けるようにもしたいと思います。会社ごとに書き換える志望動機書。。。これはめちゃくちゃハードルが高いので、ドイツ語での定型文と同時に英語でも書くことになると思います。

またポーランド人としてドイツで5年間働いてきた経理のお姉さんが一番重要なアドバイスをしてくれました。「一にも二にも、ドイツでの就職活動は全て写真が命!」必ずプロのカメラマンに写真を撮ってもらえ!とのこと。どれぐらいのクオリティーの写真が求められているのか、私には想像がつきません。ちなみに前回はタンデムの友人が芸大生なので、その子のカメラで撮ってもらいました。なかなかちゃんとした写真ですが、同じ写真じゃダメなのかな?ここも友人に意見を聞きながら、必要であればお金を払って準備しようと思います。

 

転職活動には時間がかかりますから、とにかく決めたらすぐに始めることが大事!履歴書を送ってもお返事まで2週間ぐらい時間がかかりますよ!

前回の就職活動でも、応募をする期間が一番大変でした。だって返事が来ないから。ダメかなーって思ってしまう期間中にだいぶネガティブになりかけました。5月中に履歴書や写真を用意して、6月中にとにかく提出しまくる。そして7月にはインタビューに呼んでもらえる、この流れが理想ですね。もし7月中に仕事が見つからなければ、それは仕方がありません。その時にまた次の一手を考えましょう。とにかく今は行動あるのみ。友人達にも「今月中に履歴書を用意して、応募する企業をリストアップして行きたいんだ」という姿勢を見せながら、情報収集と書類準備を頑張って行きたいと思います。以上が私なりの、「転職活動を始めたら最初に行う3つのポイント」でした。次は、転職活動に置いて一番大切な「目標と妥協点を定める」ことについて書きたいと思います。

私も手探り状態な海外転職活動。スキル無し、ドイツ語力なしの日本人としてベルリンに残れるのか、一緒にハラハラしながら見守って頂ければ幸いです。(映画ばっか見ていた日々が相当暢気に思えますね!)

 

 

「試用期間中にアナタはちゃんと逃げなさい」ベルリンでワーホリ現地就職しても安泰ではないね。転職活動開始します!

 「試用期間中にアナタはちゃんと逃げなさい」と先輩職員に諭されました。

ぽかぽかの太陽に包まれて芝生の上でお弁当をつつく長閑なランチタイム。公園を後にしたらオフィスまでの帰り道でアイスを買って食べる。大好きな先輩と一緒に「春がきたねえ〜」と穏やかに過ごした日々は2週間ぐらいで終わりを告げて、昨今のランチタイムはもっぱら将来をどうするか、外国人としてどうやってベルリンで生活して行くのか、真剣な会話ばかりを交わすようになりました。

私が働いている会社には日本語話者が二人いて、日本人とスペイン人、二人の先輩に支えられながら今日まで仕事をしてきました。2月から働いているので、既に3ヶ月が経っています。思い返せば3ヶ月とは思えないほど濃厚に時間がすぎて行きました.たかが3ヶ月ですが、されど3ヶ月。新規取引先を開拓したり、別プロジェクトでバタバタしたり、通常業務を覚えながらもメインはもっぱらリサーチ、交渉。正直、いっぱいいっぱいになりながら何とかやってきた感じです。

3ヶ月も過ごしてみると、やはり色んなことが見えるし耳に入ってくる、そして見聞きしたことを実感する訳で。鈍感ながらに、あんまり雰囲気はよくないなあと漠然と感じておりました。でもどこか暢気に「とりあえずココで働きながらドイツ語を覚えたり生活の基盤を築いて、1年ぐらい働いてみてから転職活動とかしないと行けないんだろうな〜」と考えていました。正直な話「ここに入るまでの就活でも苦労したのだから、出来ればドイツ語力と人脈に自信がつくまで転職なんてしたくない」と甘えた考えがありました。そんな私の漠然とした姿勢を感じ取った先輩達は、「ハッキリ言わないとフェアじゃないから」との決意から「試用期間中にちゃんと次を見つけといた方が良い」と諭して下さいました。

 

ある日突然、職場環境はガラリと変わる。「3人分の仕事を1人で出来ますか?」

先輩達は離職を検討し始めていたのです、タイミングまでかなり具体的に。二人が離職を考えていることは私も薄々感じ取っていたので、私なりに「いつか一人になっても仕事を回せるように仕事を覚えなければ!」と、細かくマニュアルを作製しておいたり、社内で誰がどのような仕事をしているのか把握したり、とにかく失敗すら「先輩がいるうちに失敗が出来て良かった」と思うほどで、どうにか自衛出来るように努力するようにしていました。しかし先輩達は驚くほどに人格者なので「一人で頑張りすぎてしまう」私の性格まで見抜いていました。「その働き方の姿勢だと、先輩達が離職してチームが一人になった時、会社に潰されてしまうのではないか」と心配していたのです。

「日本人はどうしても無理をしがちだし、責任感もある。今までの日本人スタッフも同様で、だからこそ会社側もプッシュすれば日本人達は無理矢理にでも働くと思ってしまっている。アナタも頑張り屋さんだから、きっと仕事量に押しつぶされて体調を崩してしまうわ。」と2年間頑張って働いてきて、アレルギーに腹痛、様々な体調不良を抱えている先輩が真剣に私を心配してくれます。スペイン人の同僚も「身体を壊してしまったら、転職活動どころか生活自体が出来なくなってしまうよ。元気なうちに、次の手段を模索し始めるべきだと思う。」と話してくれました。2年頑張って働いてきた人が、見切りを付けた事実。そして「可愛い後輩じゃなければ守ろうとしないし、伝えたりもしない。アナタを残して行くことは心配だから。」と、もう泣けるぐらい親身に話してくれました。

 

試用期間中はいつでも退職出来る、正式に雇用されると退職し辛くなる。

私の契約は最初の半年は試用期間となっているので、7月末で雇用の契約は切れることになっています。会社側から切られない限りは契約更新となるのですが、それ以上に私から契約を更新しない、という手段がとれるのもこのタイミングです。

正式な雇用契約を結んでしまうと離職の際には手続きが必要となりますし、また「離職は後任が見つかってから」という義務が課せられてしまうこともあるとのこと。つまり離職の際に「会社に損失を与えない」ことが大切になってくるのですね。会社がすんなりと後任を採用し、トレーニングさせてくれれば話が早いのですが、ウチの会社で「退職願から後任探し、トレーニングを経てからの離職」までに1年かかった人がいました。その人は激務がたたっての体調不良だったのですが、離職出来るまでの更なる1年間でもっと体調を崩したとのこと。つまり正式に雇用されると仕事をして行く上では一見安泰ではありますが、いざ離職を考えた時に手続きは簡単には進まないと言う難しさが出てきてしまうのです。まあ、日本でも同じでしょうか。

 

企業に雇用される際の労働ビザの縛り「ビザは雇用先の企業にヒモづいている」

日本とドイツで異なる点と言えば、私がドイツにおいて外国人である、という一点に尽きます。私は外国人ですから、ドイツに住む限り正式なビザを必要としています。そして正式なビザを得る為にはフリーランサーなどにならない限り、私はドイツ企業から雇用契約をうける必要が出てきます。そしてビザは「日本人を必要としている業務があることが認められているA社にて働きます」という前提で発行されるので、ビザには「勤務先」が印字されます。その為、そのビザは「A社で働いている限り有効」である為、離職すると同時にドイツにおける滞在資格すら失ってしまうのです。つまり会社と不都合があった場合に即「離職してやる!」と思ったとしても、それは同時に日本帰国を意味する部分でもある為、ドイツに滞在したい限りはA社で働き続けることになります。

もしくは転職活動を行い、B社に面接を受けに行ったとしましょう。そして採用が決まったとします。その後B社からの契約書を持って役所に行けば「労働ビザの労働先の書き換え」を行うことも可能という事例も聞いたことには聞いたことがあります。が、離職の手続きってどうなっているのでしょうか?そんなに直ぐに離職できる会社であれば良いですが、もしA社が離職に時間がかかる会社であった場合、そしてB社が「すぐに働き始めることが出来る人が欲しい」と思っていた場合、この転職は失敗ということになります。

大抵の求人は「直ぐに働きにきて欲しい」と思って採用活動をしていますから(現に私の雇用がトントン拍子に進んだのも同じ理由でした)、正式に雇用されるとスムーズな転職活動を行うことはかなり難しいと言うことが分かるのではないでしょうか。(もちろん日本でも同じですけど)この点からも先輩達は「退職に縛りが無い試用期間のうちに転職活動を始めておいて、何かあった時の為にも選択肢を増やしておくべきだ」とアドバイスを下さったのです。「ドイツまできて、まさか日本のブラック企業のような扱いを受けることは無いだろう」と思っていた私は甘く、ドイツでも「買いたたける人材は買いたたかれる」のです。

 

「〜is only half the battle(終わりではない)」

ここで突然の急展開ですが、一つTEDの動画をご紹介させて下さい。彼女は脱北女性のイ•ヒョンソさんです。彼女のスピーチでは「脱北に成功しただけで終わりではない。苦労は脱北後も続く」というご自身の体験を話されています。

何かの障害を乗り越えたとしても、その後さらに対処しなければならない問題がある時に「〜is only half the battle(終わりではない)」と表現します。彼女も「自由を手に入れる、それだけで終わりではない」と話しています。

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日本語字幕付きはこちら → イ・ヒョンソ : 北朝鮮からの脱出 | TED Talk | TED.com

 

彼女ほどの苦労をされた方と私を比べる気はないのですが、何か一つ大きな変化を得ようとした場合、その変化に辿り着くまで様々な段階があり、無数の「〜is only half the battle(終わりではない)」を積み重ねて行くことになる点は、私の現状にも重なりました。

ドイツ、ベルリンにワーホリで住んでみることだけが終わりではなかった。だから現地就職を目指し、労働ビザを習得する形での移住を目指していました。しかし現地就職に成功し、生活が安定したとしても、その仕事で過度のストレスを受けてしまったら?体調不良まで起こってしまったら?「生活を安定させる為の」現地就職で終わりではなかったのです。次は「精神的にも安定する為の」転職活動が必要となってきました。正直3ヶ月前の就職活動と比べて有利になる点があるとしたら「実際にドイツ企業で働いていた職歴がある」この一点だけです。あとは英語の履歴書だけではなくドイツ語の履歴書を準備する気力と助けてくれる友人がいる点でしょうか。また同様に外国人としてベルリンで生活してきた友人達が、それぞれ目標の仕事を見つけ、情報も手にしています。彼らに相談しながら「ベルリンを拠点に日本市場進出を目指している企業はないか」探して行きたいと思います。

うーん、この急展開。結構ショックではあるけれどもまだワーホリビザの期限まで3ヶ月はあります。最悪7月で契約切れしても8月いっぱいは藻掻ける訳だし。人生何があるか分かりませんが、出来るところまでやってみましょう。ダメだったら日本帰国か、耐えて現在の仕事を続けることだって出来る。選択肢だけは自分で拡げておく、これが最大の防御だと思います。そして私を信じ、また心配して胸の内を明かしてくれた先輩達には感謝しきれません。どうしてこんなに素晴らしい人材を大切にしないのか、会社には「???」です。

5月13日公開!石井裕也監督作品映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」原作詩集、最果タヒを読む。

 

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「世界の最果てでサヨウナラ」

詩って本当に自由だ。「散文」って素敵な言葉だなって思う。

「渋谷の歌」とかヒリヒリしてくる表現だ。

映画の冒頭でも流れる代表作「青色の詩」の一節。

「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。」

これが映画でも詩集でも血潮のように、全ての文脈に流れて滲みでている。

 

「最果タヒ」だなんて色々無粋なことを勘ぐりたくなるネーミングだ。「タヒ」に横線を一本引いたら「死」だし、「〜したい」欲求の語尾の古文的表現「〜たひ」を彷彿とさせて、「この人は死にたくてたまらないのかな?」とすら思ってしまう。その上「最果」と付いてくるもんだから「世界の中心で愛を叫ぶ」ばりに、「世界の最果てでサヨウナラ」とばかりに自殺でもしたいのかと思った。なかなかに現代的な太宰治臭がする。いやだな、この人が好きだなって思ってしまったとが嫌だな。だって、この息苦しさから逃れたくてベルリンくんだりまでやってきたって言うのに。あの息苦しさの苦味が、まだ舌の上に残っていたのかもしれない。

 

文章から透けて見える「最果タヒ」の日常の視線、感情の世界観

「春の匂い」という作品で「いじめをしたことがある人しかいない店で食べたパンケーキが私の最後の青春だったかもしれない」という表現がある。「いじめをしたことがある人しかいない」という表現は、スクールカーストと言う弱肉強食のヒエラルヒーに置いて頂点に立っている人達、つまり「キラキラしているリア充の人しかいない店」といいたいのであって、そこを「イケている人達が集まる」という表現ではなく「いじめをしたことがある人しかいない」とかいてしまうところが最果タヒなんだと思った。そこに加わっていた自分がいた、という過去を示して「最後の青春」だったという。今はそんなヒエラルヒーの螺旋から降りた、もしくは距離を置きたい。彼女の背景と現在の立ち位置が一瞬で脳内を駆け巡る、すごい表現だと思う。

彼女の表現に多用される突然の「お前」「殺す」「死んでいる」という暴力的な表現と、並列される「愛」「夜景」「花」という綺麗なもの。ジェットコースターの感情の上下や表現の振れ幅からは、不安定で自分を持て余しながらも冷静に自分を卑下だってしている現代的な頭のいい女の子の思考回路がダダ漏れになっている。これがもっと俗っぽくなって「メリット」「デメリット」に二極化されたら外資系女子だし、そこに「フェミニズム」までぶち込んだら勝間和代さんに変身するのでしょう。この「どっちつかずでいる」という非常に疲れるスタンスで、女子であることを嫌悪しつつも女子でもありつづける葛藤のある女性は素敵だと思う。(非常に面倒くさいけれども)「最果タヒ」が詩の新時代と言われるのは、それだけ女性が疲れ切っているからではないだろうか。

そんな中でも一番好きな表現は「やぶれかぶれ」の一節。

「夢破れて山河有り。私さっさと山河になりたい。生きて必死で幸福探す人を下品って言い捨てて、一番下品な山河になりたい。」

積極的ネガティブで爽快感がある。もういいんです、いいんです、って言い切っている感じがスッキリしている。全然スッキリ出来ていないくせに、その一瞬だけは「勝った」みたいに、「解脱」できたかのような開放感がある文章の切り方。それでいい、って思う。

「最果タヒ」は映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」のヒロインそのものだった。ああ、この映画は「最果タヒ」と、彼女に出会って彼女の中にくすぶるどうしようもなく「それでも恋したい、愛されたい」という天の邪鬼な欲求を吸い上げて無条件に与えようとする青年との出会いを描いた、まさにラブストーリーだ。映画だけを見ても分からなかった「ラブストーリー」という宣伝文句が、この詩集を読むことで腑に落ちた。愛されたくて、愛されないことに疲労して、勝手に絶望して自堕落になっているくせに、「でも、いつかは」って想いも捨てきれないヒリヒリ感。

「最果タヒ」の作品は全てこのヒロインの視点なのであろうか、それともキャラクターは変わるのか。別の作品集も手に取って確かめたくなった。太宰治のように時にポップでクラシカルで、でもしみったれた僻み根性も消えない、そんな作風が好きだって思っちゃう私が嫌いだけど、しょうがない。

 

息苦しさの中にある悪趣味とも思える希望を提示した映画

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詩集を読み込めば、もう一度あの映画が見たくなる。「最果タヒ」の言葉に血肉を与えて精神を具体化したあの映像で彼女に会いたい。当初は池松壮介さんが演じる都会の底辺で生きる男性が強烈な印象を残していて、彼からの視点に入りすぎてしまっていたけれども、詩集を読んだ後では確かにヒロインの石橋静河さんが演じる女性がとても「最果タヒ」のイメージにあっていたと思う。グラマラスな美人でもアイドルみたいな作り込んだキュートさもない。それでも生きているだけで美しくなってしまう若さの、生命力のある綺麗な女性にもう一度会いたいな。

この映画との出会いはベルリン国際映画祭(通称ベルリナーレ)だ。ベルリンでやっと泥沼みたいな葛藤から抜け出して仕事を手にしてから一週間、映画好きの友人とベルリン中を駆け回って鑑賞した数ある映画の中の一つだった。仕事終わりの映画館巡りで疲労もたまってきていた水曜日。立て続けに見た映画の二本目。上映時間は夜の22:00から。平日の深夜上映にも関わらず、石井監督をはじめ主演俳優の二人まで出席していて、舞台挨拶と質疑応答まで行ってくれたことは忘れられない。

「こんな内容の映画を自由を愛するドイツ人が鑑賞して楽しめるのか?」と感じたあの頃の私に「ドイツ人も、ベルリナーのことも分かっていなかったな」と思う。ドイツ人は疲労しているし、ベルリンに住む人々は多種多様で、外国からの移民は、たとえヨーロッパ内から移住してきた人だって苦労の連続である。「クソみたいなストレスフルな仕事だって、ストレスすら受け入れてやって行かなきゃ、仕事にしがみつかなきゃ住んで行けない街がベルリンなんだ。ベルリンに住みたきゃ覚悟して仕事しやがれ。」とミーティング中にぶちまけたポーランド人の同僚を思い出す。何に比べたとしてもポーランドよりはベルリンがマシなのであろうか。

3ヶ月ドイツ人の会社で仕事をして、「日常」を手にして生活をしてきて、この映画はベルリンと言う都会に住む人々にも響いていたんだと分かる。この自由でアートで革新的な街だって、少し立ち止まれば排気ガスの臭いが鼻について物乞いのロマの人が目に入る。そして白人のドイツ人と思われる若い女性の物乞いもいれば、私の祖父と変わらない年齢の老人がゴミ箱から空き瓶を拾っている。(後で換金してパンでも買うのだろう、ビールかもしれないけれど。)ドイツ人だって気を抜いたら路上で寝起きすることになるのだ。

映画の冒頭の「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。」という台詞は、「東京」とは固定されていない。きっとベルリンだって同じなのかもしれない。ここも都会、顎を上げて前を見据えなければいつだって精神的な窒息死が待っているのかもしれない。

 

この映画は「何故ベルリンまでやってきたのか、忘れそうになったら見返したい映画」だ。

運命的な出会いを勝手に定義する時は「この作品は私の為に作られたのだ」とまで思い込みたくなる。口にせずともブログに書かなくても、私は見るべくしてこの映画に出会ったと思っている。きっと必然だったんだ。そして日本で映画公開となる5月末に、何の因果か更に人生を藻掻きたくてビザ更新間近で転職活動を始めようとしているのだから狂っているね。難民としてベルリンで暮らすルームメイトに話しても「仕事があるだけ有り難いのに」と理解はされない。その通りだからだ。「精神の安定と健康が一番大切だから」という根源的な欲求はいつだって一番最後に沸き上がるのかもしれない。私の生き方は、貴族的だと思われても仕方が無いね。

どうしても見栄をはったり世間体を気にしない精神力を持つことが出来なくてその環境から逃げてきたのが私です。これがベルリンまで来た最たる理由で、あながちバカだったとは思わない。「クソみたいな仕事にだってしがみついて行く」と覚悟を決めた人達を尻目に、「人間らしく生きたい」だなんて我が侭だとは自覚している。ここで「最果タヒ」みたいに「お前」「大嫌いだ」「死体」「死んでいる」という単語を並べて、ベルリンの「最果タヒ」を気取ってみれたら、私は何か殻を破れるのかもしれない。もしくは既に孵化してしまっているから私は「最果タヒ」にはなれないのか。私はベルリンで死体になるつもりは無いから、明日もボルダリング行って元気にピクニックとかしちゃいたいと思う。ちなみに私が一番好きな詩は「夏」です。

週末で予定と予定の間のスッポリと空いてしまった空白時間、そんな時間がある方はベルリナーレで私が映画を鑑賞した時に無駄に長い感想文でも読んでみて下さい。これです。

morianna.hatenablog.com